集成材は原材料の多くを船便による輸入材に頼るため、発注時の見込み量と入荷時の需要量が一致することはありません。欠品を防ぐには需要を上回る在庫が必要になりますが、余剰在庫を抱えた場合、保管コストが経営を圧迫するという構図になります。価格の下落や高騰を招く原因となる需給量のアンバランスを防止していくには、工場の稼働を平準化させ一定量を常に流通させていく必要があります。そのためには需要家であるお客様との関係強化が大変重要になってまいります。生産側はもとよりお客様とも緊密に連携し、双方無駄のない効率的なサプライチェーンを構築していく。単なる販売業、在庫業としての業態から一歩踏み出し、お客様と協調する一体感のある販売事業を展開してまいります。